潜水橋とは?
少々不思議な名前ですが、別に橋が潜水夫や潜水艦のように自分で水中へ潜っていくわけ
ではありません。
河川の普段の流れの水面スレスレに架けられた橋で、洪水時には川の水面が高く上昇す
るので水没してしまいます。「水没橋」という方が適切ですが、「潜水橋」、「もぐり橋」、
「沈下橋」などと呼ばれています。洪水の流過を阻害する構造物ですから、現代の「河川管理施
設等構造令」では原則禁止となっているのですが、例外規定もあるので、各地の河川に今な
お存在しています。
経済力の無い時代には、堤防から堤防へ本格的な長大橋を架けるのは大事業でしたので数
も少なく、その代わりに潜水橋が多数架けられていたのです。
潜水橋には、洪水(こうずい)の流れを邪魔しないように高欄(こうらん))や駒止め(こまとめ)などが設けられていないので、
車や人が転落するリスクがあり、事故が起きると撤去か抜水橋(ばっすいきょう)への架替)が話題になります。
最近は潜水橋の数が減ったので希少価値が出て、四国の四万十川(しまんとがわ)などで観光名所になったりしています。
引用先:https://www.japanriver.or.jp/merumaga/koborebanashi/bn/no35.pdf
2つの潜水橋
潜水橋は畑山橋と山王橋があります。
畑山橋の風景

畑山橋へのアクセス
朝来駅から車で約7分
上富田ICから車で約10分の位置にあります
山王橋の風景

山王橋へのアクセス
朝来駅から車で約7分
上富田ICから車で約9分の位置にあります